皆さんこんにちは、インストラクターの藤井です。
今回は「コミュニケーション」について、簡単にお話しさせて下さい。
皆さんはコミュニケーションと聞くと、どんな事を思い浮かべますか?職場、学校、家庭、地域でのコミュニケーションは上手くいってますか?
コミュニケーションを辞書で引くと、下記の内容が記されています。
[コミュニケーション]
人間が互いに意思・感情・思考を伝達し合うこと。言語・文字その他視覚・聴覚に訴える身振り・表情・声などの手段によって行う。
-大辞林 第三版-
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私たちが生活する上で、社会の様々な場面で、対人関係をうまく結べるかということは、大変重要であり、対人コミュニケーションは必要不可欠です。
対人関係を上手く結ぶためには、どうしたら良いか?
まず、言葉や態度によるメッセージ伝達では、相互の異なる理解(誤解)が生まれる事を知っておく必要があります。
「理解」ではなく「誤解」が生まれる理由は何でしょう?
伝え手が伝達したいと思うメッセージは、受け手の知識や経験を背景に。受け手側で意味付けされるのです。
要するに、自分が伝えたいと思っているまま、相手には伝わらない、という事です。
そして、さらに対人関係を深めるプロセスが4つあります。
1)自己理解
2)他者理解
3)自己表現(自己開示)
4)相互理解
特に、対人コミュニケーションの目的でもある4)相互理解については、心のキャッチボールが必要になります。
「コップの理論」といって、自分のコップを空にし、先に相手の話を聞きます。まずは自分の空のコップに、相手の水を入れるということです。そして、相手の空のコップに、自分の水を注ぎ入れ、自分の考えや感情を伝える。
相手のコップが先に空になっていてこそ、相手のコップの中に自分の水をスムーズに注ぎこむことが出来る。
コミュニケーションは、そんなに単純ではありません。しかし、少しの心掛けで、良いコミュニケーションを築くきっかけになればいいですね。