皆さんこんにちは、インストラクターの藤井です。
先日開催された男子のメジャー大会、全英オープンをテレビで観ました。
イタリアのフランセスコ・モリナリ選手が優勝し、淡々と落ち着いた様子でプレーする中に、メンタルの強さを感じるゴルフでした。
また、今回はタイガーウッズ選手の活躍も注目されており、最終日は優勝したモリナリ選手と同組でした。
過去にメジャー大会14勝を誇るウッズ選手の、貫禄あるプレーにはとても魅せられました。
さて、この日私が印象に残ったひとつに、ギャラリーのマナーがありました。
海外のギャラリーは歓声がすごい!
「ヒュー!」とか「ヴォー!」とかどこから出してるのかわからない大歓声。
普通なら、この歓声も選手の気持ちを盛り上げるには良いでしょう。
ただ、ウッズ選手のティショットの時に一度、歓声がタイミングを外してしまったシーンがありました。
ウッズ選手が17Hで、どうしてもバーディを取らなければ優勝の望みが完全に断たれてしまうという大事なホールでのティショット。
バックスイングからの、インパクト!のタイミングで観客が「フォー!!」と歓声を立ててしまったのです(涙)
ウッズ選手もその瞬間、「シット!」「ノオー!!」などの言葉を発してました。
完全にその声に集中力を欠いてしまったんでしょうね。
もちろん、大ブーイング。
幸い、フェアウェイにボールは残り、大けがにはなりませんでしたが、「取り返しがつかない」とはこのことでしょうね。”打ち直し”は無いわけですから。
このシーンを見て、思ったのは、誰かがショットをするときは、物音を立ててはいけないという事です。ものすごく初歩的であたりまえのことですが、悲しいことに意外とできない方が多いのです。
何年もゴルフをやっているからできるか?というとそうでもなく、全くそういう意識が足らない方、多いです。
「楽しくやりたいから!」という方、他者への配慮ができて初めてゴルフは楽しめるのです。
もう一つ。
最後まで優勝争いをしていたアメリカのX.シャウフェレ選手。
最終ホールでグリーン横のラフにつかまり、ギャラリーをかき分けて、そこからの難しいアプローチ。
後ろにチャイルドカーに乗った幼児がいました。
シャウフェレ選手がルーティンに入る中、真後ろで選手に手を伸ばして何かもぞもぞと話していました。お母さんが制止していましたが、一度外して再度ルーティンをするも、シャウフェレ選手はおかしくなってしまい、笑っていました。
幼児ですから、声が出てしまうのは仕方ないです。なんともほほえましいですが、こういった行為が許されるのは、幼児までですね。
もう大人の皆さんは、やってはいけませんよ。